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20)走査電子顕微鏡による床敷素材の内部構造ll 05/06/26

19)パルプ等加工系床敷5種類のケージ内アンモニア濃度の経時的変化

18)パルプ等加工系床敷5種類によるケージ上面での浮遊粉塵量の測定

17) いろいろなタイプの床敷材で飼育したマウスのケージ内ミクロ環境の評価

16) 床敷が群飼育雌マウスの体温調節と代謝に及ぼす影響

15) 動物の床敷がラット肝エンドソームの酸性化に及ぼす影響

14) パルプ等加工系床敷5種類によるケージ上面での浮遊粉塵量の測定

13) パルプ等加工系床敷5種類のケージ内アンモニア濃度の経時的変化

12) 実験動物用床敷素材の走査電子顕微鏡像

11) 強制換気ケージにおいて換気回数、マウスの収容匹数および床敷交換頻度を変えた場合のミクロ環境

10) 強制個別換気あるいは吸着性床敷の添加がマウスアイソレータケージのミクロ環境に及ぼす影響の比較

9) 各種の接触床敷を入れたアイソレータケージ中のミクロ環境汚染物の特性調査と定量

8) コーンハスク巣作り材の使用がケージ内マウスの攻撃性を減らす

7) コーンコブ床敷における高率の真菌芽胞汚染。ラット2匹における真菌性鼻炎

6) 3種の個別換気げっ歯類ケージ装置と静圧アイソレータケージにおけるミクロ環境条件と騒音発生の評価

5) 個別換気式マイクロアイソレーションげっ歯類用ケージにおける収容密度が湿度とアンモニア濃度に及ぼす影響

4) ケージ内換気と自動給水がアウトブレッドマウスの繁殖成績および離乳仔の発育に及ぼす影響

3) 室内換気がマウスケージの換気とミクロ環境に及ぼすインパクト

2) 2種の給水システムと環境操作が平底懸垂式ケージに収容したマウスによる湿潤床敷の交換頻度に及ぼす影響の比較

1) マウス肝炎ウイルスの攻撃からマウスを防御するための  アイソレータ式ケージシステムの評価

 

走査電子顕微鏡による床敷素材の内部構造ll

石郷岡清基1〉、千田進介2)、鈴木美帆子1)、松田幸久1)

(1)秋田大学 バイオサイエンス教育研究センター 動物実験部門、2)分子医学部門)

(第39 回 日本実験動物技術者協会総 講演要旨より引用)

【目的】 当施設では床敷材から飛散する粉塵によるアレルギーが問題になっている。また,実験動物用の床敷材は各種開発されているものの,その選択にあたっては自然環境の保護あるいは動物愛護の観点からも考慮する必要がある。そこで今回,各種床敷材についてアンモニア濃度,電顕による内部構造それに浮遊粉塵量について比較をしたので紹介する。

【材料および方法】1)供試床敷材はパルマスαN((株)天然素材探索研究所)とケアフイーズ(ハムリーK.K)の2種類と比較対象としてウッドチップとコーンコブ。  2)1ケージ当りの各床敷材の重量は20~40g。マウスはC57BL/6♂15週齢で,5匹/1ケージ各3群である。 3)ケージ内アンモニア濃度は2~10日間,パッシブ・ドジチューブ(井内盛栄堂)で測定。  4)電顕の資料作製:サンプリング試料はカミソリの刃で2~3mmに切断,その面に厚さ300Åの金を直接蒸着,SEM T-200(日本電子社製)で観察。  5)粉塵量の定性的比較:ダーラム法の変法により3,5,7日目に顕微鏡下で比較観察。

【成績および考察】 アンモニア濃度は4種類とも3日目では3~7ppmと低値を示したが,4日目で4~15ppmと差がみられ特にウッドはその後も急激に上昇し,7日目で30ppm以上と高値を示した。一方,他の3種類は10日目でも18~23ppmと許容範囲内であった。また,電顕所見ではウッドとコーンは多孔質性でハニカム構造(蜂の巣状)を呈しコーンはさらに孔を形成する隔壁面にも多数の小孔が見られた。一方,パルマスαNは特殊な多層構造を呈し,また,ケアフイーズは密と粗の部分がサンド状で孔は全くない単純構造であった。さらに浮遊粉塵量は各床敷材とも3日目までは差はなく,5日目では明らかにウッドとケアフイーズが多く,7日目でも両床敷材は増加傾向を示した。以上の結果,構造上コーンとパルマスαNが理想的であった。また,アレルゲンが浮遊粉塵中に含まれることを考えた場合,今後床敷材の選択には十分な検討が必要と思われる。

 

 

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パルプ等加工系床敷5種類のケージ内アンモニア濃度の経時的変化

丁畑勇一1,2、草場加奈子1,2、里見秀人1,2、橋村 博1,2、梅田雅臣2、上田 弘2
1KAC、2バイエル薬品中央研究所)

[目的]

ケージ内アンモニア濃度を 20 ppm 以下に保つことができる床敷とその条件を決める。

[材料]

雌性 ICR/CRJ マウス(約 40g)、1ケージあたり4匹飼い。市販床敷の(オリエンタル)、テックフレッシュ(エデストローム)、ペパークリーン(SLC)、アルファドライ(イーピーエス)、グリーントゥルー(アニメック)

[方法]

1)各床敷 20g を使用し、24 時間後の吸水量を求めた。

2)これを基に、上記条件下での約2週間分の尿量(推定量 240 ml)が吸収できるように各床敷を入れた5ケージを用意した。2日目から1日おきに8日目まで北川式アンモニア検知管を用いて、その濃度を測定した。平均アンモニア濃度が 20 ppm を超えた床敷に関してはそこで測定を中止した。

[結果]

1)吸水量はケアーフィーズ、ペパークリーン、テックフレッシュ、アルファドライ、グリーントゥルーの順で優れていた。

2)ケージ内平均アンモニア濃度は、グリーントゥルー、アルファドライ、テックフレッシュ、ペパークリーン、の順で優れていた。

[考察]

吸水量とケージ内アンモニア濃度との関係は、相反する結果であった。グリーントゥルーとアルファドライはすべてのケージで 20 ppm 以下を保つことができた。今回の測定方法がケージの中央の一点の測定であったためか、前回の測定値より濃度が大きく下がることがあった。今後さらに正確性を増すために3カ所測定等による測定結へ果も合わせて報告したい。

(第 36 回 日本実験動物技術者協会総会 講演要旨より)

 

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パルプ等加工系床敷5種類によるケージ上面での浮遊粉塵量の測定

丁畑勇一1,2、草場加奈子1,2、橋村 博1,2、梅田雅臣2、上田 弘2
1KAC、2バイエル薬品中央研究所)

前回の総会において、パルプ等加工系床敷5種類によるケージ内アンモニア濃度抑制効果に関しての発表をした。今回は同じ5種類の床敷を使用し、ケージ上面での浮遊粉塵量を測定した。

[材料]

雌性 ICR/CRJ マウス(約 40g)、1ケージ4匹飼い。使用床敷量は前回と同じでケアフィーズ(ハムリー)34 g、テックフレッシュ(エデストローム)67 g、ペパークリーン(SLC)55 g、アルファドライ(イーピーエス)100 g、グリーントゥルー(アニメック)173 g を使用した。粉塵測定機器は、レーザーパーティクルカウンター CI-500(ジャパンマシナリー)を使用した。

[方法]

ケージ中央網蓋上面より約 3 cm の位置で 0.3~0.5、0.5~1.0、1.0~5.0、5.0~10.0、10.0~25.0 μm、および 25.0 μm 以上の浮遊粉塵を、1時間おきに5日間測定した。ただし、8時から 18 時までの間は飼育管理作業など、人為的な粉塵の発生も考えられるため、夜間(暗期サイクル)の 19 時から7時までの 12 時間、計 13 回の測定結果を使用した。

[結果]

粒子径ごとの平均値/回で比べると、グリーントゥルーの浮遊粉塵量が一番少なかった。多かったのはケアフィーズでグリーントゥルーの約2倍量の浮遊粉塵量があった。

[考察]

今回1ケージにおいて試験を行ったが、実際には飼育室内には多くのケージがあり、各ケージから同量の浮遊粉塵が発生していると想定できる、浮遊粉塵量の少ない床敷を選ぶことによって、アレルゲンの減少や、空調フィルターの目詰まりが軽減でき、フィルターの延命効果も期待できる。

(第 37 回 日本実験動物技術者協会総会 講演要旨より)

 

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いろいろなタイプの床敷材で飼育したマウスのケージ内ミクロ環境の評価

Evaluation of Cage Micro-Environment of Mice Housed on Various Types of Bedding Materials

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science
Volume 43, Issue 4
July, 2004
By Ellen Smith, Jason D. Stockwell, PhD, Isabelle Schweitzer, MS, Stephen H. Langley, BS, and Abigail L. Smith, MPH, PhD*

要旨:いろいろな環境要因が実験用げっ歯類を用いる研究の結果に影響を及ぼす。このような要因の1つに床敷がある。近年、いくつかの新しい床敷材およびプロセス方法が市場に導入されたが、それらの性能に関する報告はほとんどない。ここに報告する試験において、我々はいろいろな種類の床敷材およびそれらの組合せで飼育したマウスのケージ内ミクロ環境(ケージ内アンモニア濃度、温度および湿度)を評価した。また、Nestpakとして供給された複合床敷と単品の床敷との結果も比較した。C57BL/6Jマウス(一般的に使用)およびNOD/LtJマウス(汚れがひどい)を、1試験を除いて、静圧式2連ケージに飼育した。概して床敷のタイプはケージ内の温度と湿度にはほとんど影響を及ぼさなかったが、アンモニア濃度にはかなりの変動があった。最も低いアンモニア濃度は広葉樹床敷あるいはコーンコブとアルファ・セルロースとの混合床敷でマウスを飼育したケージで観察された。静圧式ケージと換気式ケージにおいて木材パルプ繊維床敷で飼育したNOD/LtJ雄マウスのミクロ環境を比較した1試験において、換気式ケージ内のアンモニア濃度が統計的に有意に減少することを観察した。したがって、我々のデータは床敷のタイプが静圧式ケージ内のミクロ環境に影響を及ぼし、そして動物室での使用が増えている換気式ケージではその効果が異なることを示した。

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床敷が群飼育雌マウスの体温調節と代謝に及ぼす影響

Effect of Cage Bedding on Temperature Regulation and Metabolism of Group-housed Female Mice

Comparative Medicine

Volume 54, Issue 1

February, 2004

By Christopher J. Gordon, PhD

要旨:マウスは温度が20-24℃の室内で吸湿性の床敷を入れたケージ内で群飼育されるのが一般的である。この温度はヒトにとって快適であるが、マウスにとっては寒い。群飼育しているマウスの体温調節に及ぼす床敷の影響についてはあまり知られていない。床敷材料が体温調節安定性に影響を及ぼすかどうかを調べるために温度23.5℃の室内の標準的プラスチックケージ内で4匹の群で飼育されているCD-1雌マウスにおいて遠隔測定法を用いて中心体温と運動活性をモニターした。3タイプの床敷材を用いて10群についてテストした。用いた床敷は、熱処理した鉋屑の深い層でマウスが潜り込めるもの、ケージの床を覆うだけの薄い層の鋸屑、またはベータチップの層であった。マウスは薄い層の鋸屑あるいはベータチップでは潜ることができなかった。中心体温と運動活性は床敷のタイプおよび1日の時間の影響を受けた。日中においては深い鋸屑層に飼育されたマウスは、薄い層の鋸屑あるいはベータチップで飼育されたマウスに比べて高い中心体温を維持した。夜の間は中心体温と運動活性は全ての群において高く、床敷のタイプは中心体温と運動活性にはまったく影響を及ぼさなかった。床敷が代謝率に及ぼす影響を室内温度23.5℃において4匹の群で6時間にわたって酸素消費量を測定することによって推定した。薄い鋸屑層およびベータチップで飼育されたマウスでは中心体温が有意に減少したが、代謝率は床敷の影響を受けなかった。ベータチップで飼育されたマウスにおいては代謝率が高くなる傾向があった。他の床敷材を用いた場合と比べて、深い層の鉋屑およびそれに匹敵する材料でマウスを飼育すると潜れる環境を提供し、熱損失が少なくなる。床敷材が体温調節に及ぼす影響はげっ歯類の健康と幸福に影響するかもしれない。さらに、床敷は、エンドポイントが体温によって決められるような毒性試験と薬理試験におけるバラツキに影響する。

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動物の床敷がラット肝エンドソームの酸性化に及ぼす影響

Effect of Animal Bedding on Rat Liver Endosome Acidification

Ajay Kumar V. Buddaraju, MD1 and Rebecca W. Van Dyke, MD1,2,*

Comparative Medicine

Volume 53 o Number 6 ― December, 2003

要旨:松材製のような動物の床敷、および環境要因が肝薬物代謝チトクロームP450酵素を誘導することが知られている。私たちは、松材製のラット用床敷がラット肝エンドソームにおける酸性化のベースラインとcAMP-刺激速度を変化させることを観察した。これは明らかに塩素の存否においてATP-依存性水素イオン輸送を減少させるためと思われる。cAMPはプロテインキナーゼBおよび細胞外シグナル制御キナーゼ1および2(ERK 1,2)およびp38マイトジェン活性化プロテインキナーゼのリン酸化を変化させたが、飼育条件を変えてもこれらのおよび他に選んだ情報伝達分子のベースラインおよびcAMPによって刺激した値には影響を及ぼさなかった。私たちは、ラット用床敷の中の化合物が薬物代謝だけでなくエンドサイトーシスの面も変化させる可能性があると結論づけた。

参考:http://group.lin.go.jp/jsla/kaigai-tehc/af12-1.html

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強制換気ケージにおいて換気回数、マウスの収容匹数および床敷交換頻度を変えた場合のミクロ環境

Microenvironment in Ventilated Animal Cages with Differing Ventilation Rates, Mice Populations, and Frequency of Bedding Changes

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By CAROLYN K. REEB, BA, ROBERT B. JONES, BS, DAVID W. BEARG, PE, CIH,

HENDRICK BEDIGIAN, Ph.D., DAVID D. MYERS, DVM, Ph.D., and BEVERLY PAIGEN, Ph.D. Volume 37, Issue 2

March1998

要旨

本試験の目的は個別強制換気マウス・ケージにおいて換気回数、マウスの収容匹数および床敷交換頻度を変えた場合のミクロ環境を評価することであった。我々は3実験の間、ケージ内の温度、相対湿度、およびアンモニアと炭酸ガスの濃度をモニターした。第1に、換気回数が成雄マウスを収容するケージのミクロ環境に及ぼす影響を30、40、60、80および100換気/時で評価した。試験したすべての換気回数において、アンモニア濃度は3 ppm以下、炭酸ガス濃度は840から3,300 ppmの範囲、相対湿度は42から65%の範囲、および温度は23.2から25.3℃の範囲であった。第2に、床敷交換を遅らせた実験においてケージミクロ環境を頻繁にモニターした。実験には雄マウスを用い、ケージは60換気/時で換気した。ケージは26日間、汚物が貯まるままとしたが、その間、アンモニア濃度と相対湿度はそれぞれ10 ppmと45%を越えなかった。第3に、繁殖トリオ(雌2と雄1)およびその仔マウスを含む換気ケージで換気回数と床敷交換頻度を試験した。アンモニア濃度は床敷を週1回交換した場合には30、60および100換気/時で25 ppm以下であったが、床敷を2週に1回交換した場合には100換気/時で25 ppm以下であった。成雄マウスを収容するケージで床敷を週1回交換した場合には健康的なミクロ環境を維持するのに30換気/時が十分であると結論づけられた。床敷交換頻度を2週に1回に減らした場合には成雄マウスを収容するケージでは60換気/時で十分であったが、繁殖トリオと仔マウスを収容するケージでは100換気/時が必要であった。

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強制個別換気あるいは吸着性床敷の添加がマウスアイソレータケージのミクロ環境に及ぼす影響の比較

Comparative Effects of Forced-air, Individual Cage Ventilation or an Absorbent Bedding additive on Mouse Isolator Cage Microenvironment

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By MICHAEL J. HUERKANP, DVM, AND NOEL M. LEHNER, DVM, MS

Volume 33, Issue 2

March1994

 

要旨

要旨なし

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各種の接触床敷を入れたアイソレータケージ中のミクロ環境汚染物の特性調査と定量

Characterization and Quantification of Microenvironmental Contaminants in Isolator Cages with a Variety of Contact Beddings

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By SCOTT E. PERKINS, VMD, AND NEIL S. LIPMAN, VMD

Volume 34, Issue 3

May1995

 

要旨

ミクロ環境汚染物を8種の接触床敷上にDBA/1Jマウスを収容するアイソレータタイプのケージ内で測定した。ケージには850 cm3の床敷を入れ、5匹のマウスを体重が偏らないように収容した。環境条件を定義し制御した。マクロ環境とミクロ環境の温度、相対湿度、炭酸ガス濃度およびアンモニア濃度を7日間の試験期間の間、毎日測定した。各試験の最終日にはエアサンプリングポンプと検出管を用いて水素ガス、2-ブタノール、アセトン、エタノール、一酸化炭素、酢酸、硫化水素、ホルムアルデヒドを測定した。さらに、7日目には、ガスクロマトグラフィ分析によって揮発性アルコールとケトンを検出した。アンモニア濃度は床敷のタイプと測定日によって0から410 ppmの幅があった。マウスのはいったケージ中のミクロ環境の平均アンモニア濃度に基づき、床敷を発生するアンモニアにおいて最大から最低まで並べると以下のとおりであった:ポプラかんなくず、松かんなくず、再生木材パルプ床敷、バージンパルプルース床敷、硬木チップ床敷、リサイクルペーパ床敷、バージンセルロースペレット床敷およびコーンコブ床敷。温度、相対湿度および炭酸ガスは床敷間で差がなかった。コーンコブのはいったケージでは酢酸以外の汚染物は検出されなかった。要するに、発生するアンモニア濃度は接触床敷の種類によって有意に変化した。

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コーンハスク巣作り材の使用がケージ内マウスの攻撃性を減らす

Use of Corn-Husk Nesting Material to Reduce Aggression in Caged Mice

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By Kevin R. Armstrong, Terri R. Clark, and Michael R. Peterson

Volume 37, Issue 4

July1998

 

要旨

群飼育マウスの攻撃的行動を減らす手段としてコーンハスク巣作り材の使用を検討した。実験はBALB/cAnNHsdマウスを用いて行った。マウスは無作為に2群のうちの1つに割り付けた(8匹/ケージ)。1群は標準的な床敷に加えて巣作り材でエンリッチされたケージ内に収容した。他の群は標準的な床敷だけのケージに収容した。各マウスについて4日と7日に外傷の有無を観察した。群あたりの外傷の数でみるとき、4日には巣作り材の添加がエンリッチ群における攻撃的行動を有意に減らした。7日までに、攻撃量は両群で同じとなった。巣作り材の使用は、初期の導入時期において劣位のマウスにしなやかな逃げ道を与えることによってマウスの攻撃性を減らした。さらに、自然な巣作り行動を促進する各種ケージ環境を与えるとエンリッチ効果がなくなった。

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コーンコブ床敷における高率の真菌芽胞汚染。ラット2匹における真菌性鼻炎

High Fungal Spore Load in Corncob Bedding Associated with Fungal-Induced Rhinitis in Two Rats

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By MICHAEL A. ROYALS, DVM, DAVID M. GETZY, DVM, MS, AND SUE VANDEWOUDE, DVM

Volume 38, Issue 1

January1999

 

要旨

2つのタイプの一般的に使用されている接触床敷、ポプラチップとコーンコブについて、毒性試験に使用したラット2匹が真菌性鼻炎と診断されてから真菌芽胞の存在の有無を検査した。6種の真菌(Cladosporidium, Acremonium, Penicillium, Aspergillus, Fusariumおよび Scolobasidium)よりなるgあたり700から5440の範囲の芽胞が2社から購入した非オートクレーブ・コーンコブ床敷から検出された。オートクレーブしたコーンコブ床敷では芽胞数は無視できるほどであり。ポプラチップはオートクレーブしたもの、しないものともに無視できるものであった。本試験は、高率の真菌芽胞汚染ガム処理のコーンコブ床敷に起こる可能性があり、これらのがほう真菌は健康な、免疫抑制されていない動物に日和見感染症を起こす可能性のあることを示している。オートクレーブすると生真菌芽胞数が検出できないレベルまで減少した。

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3種の個別換気げっ歯類ケージ装置と静圧アイソレータケージにおけるミクロ環境条件と騒音発生の評価

Evaluation of Microenvironmental Conditions and Noise Generation in Three Individually Ventilated Rodent Caging Systems and Static Isolator Cages

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By Scott E. Perkins, VMD, MPH, and Neil S. Lipman, VMD

Volume 35, Issue 2

March1996

 

要旨

Tac:(SW) FBRマウスを収容したアイソレータタイプのケージ内のミクロ環境汚染物を3種の市販換気ケージ装置と1群の静圧アイソレータケージで測定した。各ケージにはpmeかんなくず床敷を850 cm3入れ、4匹のマウスを体重の偏りがないように収容した。マクロ環境およびミクロ環境の温度、相対湿度、炭酸ガス濃度およびアンモニア濃度を、換気ラックでは4日から12日まで、静圧ラックでは1日から7日まで毎日測定した。さらに、3種のケージ装置のそれぞれについてマクロ環境およびミクロ環境の騒音レベルを測定した。ミクロ環境のアンモニア濃度は試験した換気装置あるいは静圧ケージの違いおよび測定日によって0から480 ppmの範囲にあった。装置および測定日の違いによって温度、相対湿度および炭酸ガス濃度に有意の差があった。アンモニア、相対湿度、および炭酸ガスは4日から7日まで、換気ケージ装置のほうが静圧ケージに比べて有意に低かった。結論として、検出されたアンモニアの量はいろいろなケージステムの間で有意に異なった。換気ユニット2のケージ中のアンモニア蓄積はユニット1と3のケージ中の蓄積よりも有意に高かった;そしてすべての換気装置では静圧アイソレータケージと比べてアンモニアの蓄積が有意に低かった。全体的な平均デシベル(dB)レベルを、オクターブレンジから測定したところ、換気装置では室内のバックグランドレベルと比較して騒音レベルが有意に高かった。しかし検出された騒音は3種の装置間では有意差がなかった。ケージ装置および測定したオクターブの違いによって、マクロ環境とミクロ環境のdBレベルに有意の差があった。さらにミクロ環境の騒音レベルは各ケージ装置について大部分のオクターブにおいて室内バックグランドレベルよりも有意に高かった。

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個別換気式マイクロアイソレーションげっ歯類用ケージにおける収容密度が湿度とアンモニア濃度に及ぼす影響

Effect of Population Size on Humidity and Ammonia Levels in Individually Ventilated Microisolation Rodent Caging

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By GWEN C. CHOI, DVM, JENNIFER S. MCQUINN, AAS, RVT, BRENDA L. JENNINGS,

AAS, RVT, DANIEL J. HASSETT, PHD, AND SCOTT E. MICHAELS, PHD

Volume 33, Issue 6

November1994

 

要旨

個別換気式マイクロアイソレーションげっ歯類用ケージにおける収容密度がアンモニアと湿度の蓄積に及ぼす影響を静圧式マイクロアイ青れーしょんけーんけーじの場合と比較する試験を行った。アンモニアと相対湿度の測定を1ケージあたり1匹から4匹のマウスを収容した滅菌加圧個別換気マイクロアイソレーションケージおよび滅菌静圧式マイクロアイソレーションケージについて実施した。収容密度の影響は換気式ケージでは32日間にわたり、静圧式ケージでは10日間にわたり評価した。換気式ケージではどのケージにおいても試験期間を通じてアンモニアは検出されなかった。3または4匹収容の静圧式マイクロアイソレーションケージでは8日後にアンモニアが検出された。換気式ケージ中の相対湿度は室内の相対湿度と有意に差がなく、マイクロアイソレーションケージに供給されている換気によってケージ内湿度が効果的にコントロールされていることを示していた。静圧式ケージ内の相対湿度は室内の相対湿度よりも有意に高く、収容匹数を増やすに連れて相対湿度が有意に増加した。換気ケージ内でアンモニアが完全に検出されなかったこと、および静圧式ケージ内で低レベルのアンモニアが検出されたことは、試験した動物の密度、床敷のオートクレーブ、および2種のケージタイプの換気回数の影響によるものと思われる。

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ケージ内換気と自動給水がアウトブレッドマウスの繁殖成績および離乳仔の発育に及ぼす影響

Effect of Intracage Ventilation and Automatic Watering on Outbred Mouse Reproductive Performance and Weanling Growth

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By MICHAEL J. HUERKAMP, DVM, DIRCK L. DILLEHAY, DVM, PHD, AND NOEL D. M.

LEHNER, DVM, MS

Volume 33, Issue 5

September1994

 

要旨

繁殖マウスを自動給水付き強制換気アイソレータケージ(FIIC)内に維持したところ、非換気ケージで給水ビンで水を与えられている対照と比べて、離乳前マウスの有意の斃死、給水装置に馴れていない成マウスと幼若マウスの脱水、およびケージ内洪水の増加がみられた。対照ケージあるいは給水ビンで水を与えられている強制換気アイソレータケージ内で飼育されているマウス離乳率は90%以上であった。離乳までの生存率は自動飲水バルブがケージの外にある強制換気アイソレータケージで飼育された仔マウスでは75%以下であった。自動給水バルブがケージの中にあって、巣作り材が与えられ、あるいは強制換気が自動給水ケージに行われていない場合は離乳率が81.3から84.9%の範囲にあった。低い生存率に加えて、自動給水付き強制換気アイソレータケージで育成された離乳マウスは小さかった。産まれた仔マウスの数および腹あたりの仔マウスの数で評価した繁殖成績はケージシステムの影響を受けなかった。ケージ内の洪水は給水バルブがケージの中にあって、粒子の細かい硬木チップの接触床敷が使われている場合に、最も一般的でありより重篤であった。

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室内換気がマウスケージの換気とミクロ環境に及ぼすインパクト

Impact of Room Ventilation Rates on Mouse Cage Ventilation and Microenvironment

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By Carolyn K. Reeb, BA, Robert B. Jones, BS, David W. Bearg, PE, CIH,

Hendrick Bedigian, PhD, and Beverly Paigen, PhD

Volume 36, Issue 1

January1997

 

要旨

室内換気がマウスケージのミクロ環境に及ぼすインパクトを評価するために、、ケージ内換気回数、温度、湿度、炭酸ガス濃度およびアンモニア濃度を非加圧、ボンネット型トップのマウスケージでモニターした。マウスケージの上段、中段および下段のケージを0、5、10および20換気/時の室内換気回数でモニターした。ケージ内の換気回数は、室内換気回数が0換気/時から20換気/時に増加するにつれて12.8換気/時から18.9換気/時へといくぶん増加したが、その差は統計的に有意ではなく、増加の多くは新鮮給気に近い上段で起きた。マウスを収容しているケージは室内換気を0換気/時に減らしても10と15の間の換気回数があった。この換気はマウスの熱負荷の結果であった。汚れた床敷の6日後に、ケージ内アンモニア濃度はすべての室内換気回数で<3 ppmであり、室内換気回数の増加の影響を受けなかった。ケージ内温度は室内換気回数の影響を受けなかった。ケージ内湿度は、換気回数を増やすにつれ、5換気/時の相対湿度55%から20換気/時の相対湿度の36%まで有意に減少した。炭酸ガス濃度は、換気回数を5換気/時から10換気/時に増加させると、2,500 ppmから1,900 ppmまで減少したが、それ以上の有意の減少は20換気/時で観察されなかった。結論として、室内換気回数を5換気/時以上に増加させても、ケージ内ミクロ環境には有意の改善が起きない。

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2種の給水システムと環境操作が平底懸垂式ケージに収容したマウスによる湿潤床敷の交換頻度に及ぼす影響の比較

Comparison of the Effect of Two Automatic Watering Systems and Environmental Manipulations on Frequency of Wet Bedding Created by Mice Housed in Solid-Bottom Suspended Caging Systems

Contemporary Topics in Laboratory Animal Science

By B. Ann Hobbs, DVM, MS, Sharon Herrmann, LAT, John Muzzicato, ALAT, And

Marion Smith, LATG

Volume 36, Issue 6

November1997

 

要旨

ケージ内に自動給水装置を付けた懸垂式ポリカーボネート製平底ケージとケージ外に自動給水装置を付けた懸垂式ポリカーボネート製平底ケージを個別収容マウスの使用について評価した。ケージ外システムの問題は床敷が頻繁に水で飽和し、マウスを危険にさらし、ケージ交換の手間が増えることであった。これはいろいろな系統のマウスで12.0%の頻度で発生した。系統の中には他の系統よりも高い頻度で湿潤床敷を起こすものがあった。最も高い頻度(24.0%)がB6CBAF1/J系統でみられた。ケージ内自動給水システムを湿潤床敷の頻度を減らす能力について評価した。湿潤床敷の頻度はこのケージシステムの使用によって2.1%まで減少した。また、40日の試験期間中に、水浸しのために死亡したマウスはいなかった。ケージ内システムのほうがマウスにとって安全であり、技術スタッフにとって効率的であった。環境エンリッチメントのためのいろいろな物(玩具)をケージ外システムで用いた場合に湿潤床敷の頻度を減らすかどうかを調べるために試験した。これらの物は、湿潤床敷の頻度を若干減らしたが、有意ではなかった。他のいくつかの環境変化も湿潤床敷の頻度に及ぼす影響を評価した。飽和床敷の頻度は給水器の穴に似た別の穴をケージにつけることによって4.7%まで減少した。

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マウス肝炎ウイルスの攻撃からマウスを防御するためのアイソレータ式ケージシステムの評価

Evaluation of isolator caging systems for protection of mice against challenge with mouse hepatitis virus

N. S. LIPMAN, B. F. CORNING & MD SAIFUDDIN

Division of Comparative Medicine, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge, MA 02139, USA

(Laboratory Animals 27:134-140, 1993より)

 

要旨

2つのアイソレータ式ケージシステムを腸向性のマウス肝炎ウイルスMHV-Yの攻撃に対して評価した。これらのシステムはReemayィフィルターの付いたポリカーボネート製のフィルタートップを装着している弁当箱型ケージを使用している点で類似している。これらは、一方がフィルターフタに取り付けられたグロメットを通じてHEPAフィルターで浄化された空気を供給しケージを微陽圧に保っている点で異なっている。60ケージ(全面30、背面30)収容のラックを用いた。フィルタートップのない30ケージに、あらかじめ19,000 ID50 のMHV-Yを経口的に感染させたマウスと、非感染のマウスをそれぞれ一匹ずつ同居させた。残りの30ケージには、それぞれ2匹の非感染マウスを収容し、1群10ケージの計3群に分けた。第1群のケージ(対照)にはフィルタートップがない;第2群のケージにはフィルタートップが装着されている;第3群のケージにはフィルタートップが装着されておりケージ内にはHEPAフィルターで浄化された空気が供給されていた。非感染マウスを収容したケージは、感染マウスを収容したケージとの間、上、下および後ろになるように置いた。非感染マウスはMHV-Y感染マウスと接触させて維持した。MHV-Y の伝播を間接 ELISA 法によって血清学的に調べた。I 群のケージ(対照)に収容したマウスはすべて陽転したが、II 群では4匹(2ケージ)だけが陽転し、III 群では陽転したマウスはいなかった。

 

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リスクに基づくマウスの導入・検疫プログラムにおけるマイクロアイソレーター・ケージの使用:遡及的研究 

Use of Microisolator Caging in a Risk-Based Mouse Import and Quarantine Program: A Restrospective Study

GLEN OTTO, DVM AND RAVI J. TOLWANI, DVM, PHD

CONTEMPORARY TOPICS IN LABORATORY SCIENCE, V.1, No.1,Jan. 2002

遺伝子操作マウスの使用が広まるにつれて研究施設がミュータントマウスを非商業的なソースから導入するという需要が増えてきた。従来の検疫戦略は動物あたりに比較的大量のスペースを使用し、そして/または特殊な装置(たとえば、小室、アイソレーターおよび換気式ラック)を必要とする。我々は4年前に始めた検疫プログラムを遡って評価した。このプログラムは少量のスペースを使用し、特殊な装置の必要が少なくなっている。ヘルスレポートに照らして我々のコロニーから排除されている病原体がフリーと見なされる動物は共用検疫室にある静圧式マイクロアイソレーターに収容した。この動物室は、オール・イン・オール・アウトとして機能しているよりは、新しい動物を継続的に受け取り、その動物はテストを行った後間欠的にマルチ導入群として検疫室から出された。導入マウスの非観血的検査をモニター動物の剖検サンプルと組み合わせた。モニター動物は導入動物に直接接触あるいは汚れた床敷への暴露によって暴露した。4年の調査期間の間、排除病原体フリーと思われた動物の大多数はスクリーニングしたときにコンタミネーションは見られなかった。共用動物室にアクティブな感染が検出されたときには、行われた手順が他の動物群の交差汚染を防ぐのに十分であることがわかった。検疫中における病原他の排泄を検出するためのモニター動物の使用は、検疫動物に対する観血的検査の潜在的インパクトを少なくするのに効果的な戦略である思われた。我々が示すプログラムはすべての状況に適していないが、このタイプのアプローチは利用できるスペースが限られている期間中の従�����の検疫戦略を代替する方法を求めている研究所が検討に値すると思われる。

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