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(株)アニメック 代表取締役 富田久志
初めての felasa

2007 年 6 月 11-14 日に felasa (Federation of European Laboratory Animal Science Associations、欧州実験動物学会連合)がイタリア北部のコモ湖畔に立つ Villa Erba 国際会議場で開催されました。トップ写真の右手前が旧貴族の別荘 Villa Erba であり、左奧の一連の建物が Villa Erba 国際会議場です。

左写真は国際会議場のメインホールをバックに立つ筆者。

学会規模はAALAS(アメリカ実験動物学会)の半分とまではいえませんが、総体的規模は3割減といってよいでしょう。はじめての Felasa だったので何もかもが興味深くエンジョイしました。展示ブースは、いままで見たこともないスタイルでした。展示会場はまるで学校の教室のようで、1年1組、2組、3組~といった教室風の中で展示してました。大きく展示する会社は教室1室分、中型の展示は2~3社で共同展示、小型の展示は数社が一部屋に集合していました。良い点は展示者側と見学者側が落ち着いて話しができることでしょうか?不便な点はブースを回って行くのが横に移動するだけでは済まないのが少し面倒くさいかもしれません。展示規模もAALASと比較して3割減といってよいでしょう。

学会演題

主な発表を拾ってみます。

シンポジウム形式で行われていたもの。「イノベーション、バリデーション、代替法および 3Rs」「実験手技の洗練と革新的なテクノロジー」「遺伝子改変動物と他のモデル」「実験動物の品質管理」「動物モデルを選択するための評価基準」「動物福祉を評価するための生物学的マーカー」「ガイドラインの国際的ハーモナイゼーション」「動物収容のための革新的テクノロジーのインパクト」「費用対効果分析と倫理的評価」「代替法」「教育訓練のススメ」

ワークショップ形式で行われていたもの。「水生動物モデル」「消毒から滅菌へ」「研究施設のリスクを理解しそれを減らす」「サル類の行動管理」「麻酔プロトコールと術前術後管理」「サル類の生物学」「バイオメディカル研究の重要性」などでした。

EUROGUIDE

この Felasa-Iclas Joint Meeting 2007 の開催に時期を同じくして実験動物の飼育管理に関する「EUROGUIDE」が発表になったことも大きなイベントの一つでした。

また、実験計画を改善することによって実験動物の使用を減らすために「The Design of Animal Experiments」というハンドブックも配付されていました。

これらの資料をご入用の方はアニメックまでお問い合わせ下さい。

警備

ヨーロッパで開催される実験動物学会は要注意と聞かされておりました。というのも過激な反対集団がいるからです。数年前に出席した人から聞いた話しですが、会場入りする際、唾をかけられたり暴言を浴びせられたり大変だったらしいです。今回の大会も心配されましたが大したことなく終わりました。出入口を1ケ所にする方法はアメリカでも同じですが、今回は会場の反対側が湖だったため湖畔も警備対象になっていました。水上警察と陸上の警察が連携し警備をする警戒体制でした。写真左奧は湖畔を警備する模様です。

 

コンサート

Tecniplast & IWT 社が主催のコンサートが Villa Erba で行われました。イタリアが生んだ名作曲家ビバルディ作曲の名曲「四季」が弦楽オーケストラで演奏されました。イタリアであったこと、コモ湖畔であったこと、生演奏だったことなどからたいへん感動しました。学会出席者の約半分くらいの人が集まっていました。

 

ディナーパーティー

同じく Tecniplast 社の主催でディナーパーティーが行われました。今まで経験したことのないすばらしいディナーでした。といっても雰囲気だけで食べ物、飲み物のパターンはあまりかわりばえしませんでした。高級感だだよう宮殿風の部屋にいくつかのグループでわかれてのコースディナーでした。ただ喋りながら2時間くらいワインと食事をし終宴となりました。マイクを持って挨拶する人もなく、立上がりあちこち歩き回る人もいませんでした。何となく始まりいつのまにか終わったという感じでした。ちょっとアメリカと違ったジェントルマン風なのでしょうか?  写真はパーティー会場。

 

工場見学ツア

学会終了後、Tecniplast/WT 社が工場見学バスツアーを用意しておりました。イタリアが本社であるTecniplast & IWT 社が今回の学会に合わせて Felasa 出席者へのサービスの一貫として計画されたようです。バス数台で Tecniplast 社に移動しました。

簡単な説明のあと何組かのグループに分かれ工場を見学しました。はじめて工場を見る人が大半で、生産ラインの規模の大きさと場内の美しさに驚かれていました。見学終了後はミラノに行く便、コモに帰る便の車が用意されていてサービスの良さも感心しました。我々はミラノに移動し1泊した後、成田に帰ってきました。

次回の Felasa は 2010 年にフィンランドのヘルシンキで開催されます。ぜひ出席してみようと思っております。

 

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