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バイオポリス見学記

アニメック社長 富田久志

このたび、シンガポールに新しく設立されたバイオポリスの動物施設立ち上げにさいし、飼育装置等の技術指導に行ってきました。

バイオポリスはバイオ立国を目指すシンガポール政府の肝煎りの施設であります。バイオ研究村とでもいう巨大な研究所群であり車体にBiopolis beyond infinity(バイオポリス 無限の彼方に)と書いた専用バスが近くの地下鉄の駅までピストン運行しています。

動物施設は全体で2,300平方メートるという巨大なもので、そのうち1,700平方メートルが小動物の飼育エリアです。この広さにマウス換算で20万匹を収容する予定です。

そして、この20万匹を飼育するためにTecniplast社の個別換気式ケージシステム(IVC)、商品名Sealsafe Caging Systemが使われます。IVCを使用することによって、従来のクリーン・コリドール、ダーティー・コリドールという考え方や前室、後室という考え方が取り払われ、一種の廊下から各動物室へダイレクトに出入りします。

もう一つの大きな特徴は、これだけ多数の動物を飼育するケージに、床敷を充填するための工夫がされていることです。搬入されたコーン・コブ床敷はストック室にある投入口へ開封されて投入されます。床敷は投入口から天井裏にあるホッパーにバキュームによってパイプラインを通って搬送されます。ホッパーからケージワッシャーの端末にある床敷分配装置へ一定量ずつ計量されて落ちてきます。床敷分配装置ではボタンまたは足踏み式スイッチにより、各ケージに床敷が分配されていきます。1台の分配機で1時間あたり約250ケージの充填が可能です。これが4台稼動する予定です。

このような床敷分配機にご関心がありましたらアニメックへご相談ください。


まだ工事車が走るバイオポリス構内

スタンバイ中のシールセーフ・ケージング・システム一式

 
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